「渇きと偽り」のストーリー

メルボルンの連邦警察官アーロン・フォーク(エリック・バナ)は、旧友であるルークの葬儀に参列するため、20年ぶりに帰郷する。自ら命を絶つ前に自身の妻と子供を殺したとされるルーク。そんな彼は10年以上も干ばつが続き、狂気に襲われたこの土地の犠牲者だと思われていた。気が進まないながらも、町に留まり捜査を行うことにしたフォークは、やがて自身の古傷となっている、当時17歳のエリー・ディーコンの死と向き合うことになる。フォークは数十年も離れて起きた2つの犯罪は繋がっているのではないかと疑い始めるのだった。ルークの無実だけでなく、自身の無罪を証明すべく奔走するフォーク。彼に向けられた偏見や、怯えた住人たちが抱える鬱屈した怒りと戦いながら、フォークは事件の真相へと迫ってゆく……。