「スーパー30 アーナンド先生の教室」のストーリー

貧しい家庭の生まれながら天才的な数学の才能を持つ学生、アーナンド・クマール(リティク・ローシャン)。ある日、数学の難問の解法をケンブリッジ大学に送ったところ、その才能が認められ、イギリス留学のチャンスを得る。ところが貧しい家計から費用を出すことができず、期待していた援助も断られ、留学を断念。いつも彼を励ましてくれた父親も心臓発作で亡くなってしまう。その後、町の物売りで生計を立てていたアーナンドだったが、IIT(インド工科大学)進学のための予備校経営者ラッラン(アーディティヤ・シュリーワースタウ)に見いだされ、たちまち学校一の人気講師となる。そんなある日、貧しさゆえに路上で勉強する一人の若者と出会ったアーナンドは、突如予備校を辞めてしまう。そして、才能がありながら貧困で学ぶことができない子供たち30人を選抜し、無償で家と食事を与え、IIT進学のための数学と物理を教える私塾スーパー30を、私財を投げ売って開設。資金に苦しみ、教育をビジネスとしか考えないラッランから様々な妨害を受けながらも、アーナンドは型破りな教育で生徒たちに自信を持たせてゆく……。