「失われた時の中で」のストーリー

写真家だった夫グレッグが突然他界し、その死にベトナム戦争時に米軍が使用した枯葉剤が関係しているのではと聞かされた妻の坂田雅子は、夫の身に起こったことを知りたい一心でカメラを手に取り、ベトナムへ向かった。戦後30年を過ぎてもなお、そこには枯葉剤の影響で重い障害を持って生まれてきた子供たちと、そんな子供たちを愛し育てる家族の姿があった。それから約20年が経ちベトナムは目覚ましい経済発展を遂げたが、枯葉剤被害者とその家族は取り残されたままである。今でも枯葉剤の影響で重い障害を持つ子が生まれ、その子のケアを担い家計を支えるために進学を断念せざるを得ないきょうだいの姿があった。そして無医村を巡り支援活動をする医師や、アメリカ政府と枯葉剤を製造した企業に対し裁判を起こした元ジャーナリストもいる。いつまでも癒えることのない戦争の傷痕に向き合い続ける人々をカメラは記録する。

今日は映画何の日?

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