「ジョゼと虎と魚たち(2020:韓国)」のストーリー

卒業を控えた大学生・ヨンソク(ナム・ジュヒョク)は、車椅子の女性(ハン・ジミン)が道端に倒れているのを見つける。彼女を家まで送り届けると、お礼に夕食を振る舞われる。足が不自由な彼女はジョゼと名乗り、祖母と二人で暮らしていた。ジョゼは本で知識を得ることが好きで、独特な感性を持っていた。そんな彼女に興味を抱いたヨンソクは、時々ジョゼの家を訪れるようになる。そしてジョゼには親がおらず、養護施設から逃げ出し、おばあさんに拾われてから自分の世界に閉じこもるようになったことを知る。ジョゼへの思いを強くしたヨンソクは、大学の女友達のツテを頼り、市の補助金でジョゼの家の改装にこぎつける。しかし、ヨンソクと女友達の親密そうな雰囲気を察したジョゼは、彼を拒絶する……。