「のさりの島」のストーリー

熊本・天草の寂れた商店街に、オレオレ詐欺の旅を続ける若い男(藤原季節)が流れ着く。老女・山西艶子(原知佐子)は、男を孫の“将太”として招き入れる。温かい風呂や孫が好きなおいしい料理、そして優しいばあちゃんの存在に、男は“将太”として艶子と奇妙な共同生活を送るようになる。地元FM局のパーソナリティ、堀川清ら(杉原亜美)は、昔の天草の8ミリ映像や写真を集め、商店街の映画館で上映する上映会を企画する。“将太”もひょんなことから、その企画チームに参加することになる。清らは、賑わいのあったころの天草・銀天街の記憶を取り戻そうと夢中になる。“将太”はかつての銀天街の痕跡を探していて、艶子の持っていた古い家族アルバムに一枚の写真を見つける。街に流れるブルースハープの音色と共に、スクリーンに天草のかつての記憶、本渡の大火、焼け跡を片付ける町の人々、復興後の祭りの様子が映し出される……。

今日は映画何の日?

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