「望み」のストーリー

一級建築士の石川一登(堤真一)と校正者の妻・貴代美(石田ゆり子)は、自らデザインを手掛けたスタイリッシュな邸宅で、高校生の息子・規士と中三の娘・雅と共に平和に暮らしていた。しかし、規士は怪我でサッカー部を辞めて以来、遊び仲間が増え無断外泊が多くなっていた。そんなある晩、規士は家を出たきり帰宅せず、連絡すら途絶えてしまう。一登と貴代美が警察に通報すべきか心配していると、規士の同級生が殺害されたというニュースが流れる。警察によると、規士がその事件へ関与した可能性が高いという。行方不明者は3人。そのうち犯人とみられる逃走中の少年は2人。息子の無実を望む一登と、犯人であっても生きていて欲しいと望む貴代美。果たして規士は犯人なのか……。