「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」のストーリー

2012年、当時のウルグアイ大統領ホセ・ムヒカは、リオデジャネイロで開かれた国連会議で、先進国の大量消費社会を強く、しかし優しい口調で批判し、その名を世に知らしめた。2010年から5年間、ウルグアイの大統領を務めたムヒカは、収入の大半を寄付。公邸に住むことを拒み、愛妻と愛犬と共に小さな農場で質素な暮らしを続けた。そんな姿から、いつしか“世界でいちばん貧しい大統領”と呼ばれるようになった。国連会議のスピーチ動画が瞬く間に世界中で話題となり、田部井監督は当時ディレクターを務めていたテレビ番組で彼を取り上げることに。ウルグアイへ渡った監督は一度も日本を訪れたことのないムヒカが、日本の歴史や文化にとても詳しいことを知る。その後も、何度もウルグアイへと渡り、大統領退任後のムヒカへの取材を重ねていくのだった。そして、ムヒカの言葉に心を動かされた監督は多くの日本人にムヒカの言葉を聞いてほしいと願うようになり、ムヒカも訪日を熱望。絵本の出版社の協力を得て、彼の来日が実現する……。

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