「宇宙戦争(1953)」のストーリー

ある夜、流星に似た火星人の宇宙船がロサンゼルス近郊に着陸した。その頃地球の各地に同様の奇怪な宇宙船が着陸し、一個の宇宙船からはすべての物体を焼く高熱光線を持つ3個の戦闘兵器が現れた。この怪奇な物体の調査を依頼された物理学者クレイトン・ウォレスター博士(ジーン・バリー)は、現場で知り合った女流科学者シルヴィア・ヴァン・ビュレン(アン・ロビンスン)とともに研究した結果、この物体が地球以外の遊星から来た強力な侵略兵器と知った。近くの基地からヘフナー大佐の率いる海兵隊が出動してこの物体を包囲攻撃したが、逆に大損害をうけた。軽飛行機に乗って帰ろうとしたクレイトンとシルヴィアは火星軍の攻撃をうけて不時着し、逃げ込んだ農家ではからずも異様な火星生物と戦って、3つのレンズからできた眼の一部と血液を手に入れて命からがら帰ってきた。外敵粉砕のため最新の原爆が用いられたが、効き目はなかった。アメリカ軍は一応ロッキー山脈に防御線をしくことになりクレイトンもシルヴィアも研究材料を持ってロッキーに向かった。恐怖におそわれた市民たちは暴徒化し人類同士みにくい争いを方々で展開するうち、火星人の攻撃は次第に近づいてきた。車を奪われたクレイトンがロサンゼルスの町をあてどもなく走っていくと、街角のある教会では運命を神に託した人たちが静かに祈りを捧げていた。3つ目の教会で彼がシルヴィアを発見したとき、怪光線が教会を破壊し始めた。しかし突然怪兵器は攻撃を停め動かなくなった。同じ出来事は世界中に次々と起こり、調査の結果、火星人は地球上の生物が免疫になっているバクテリアによって死亡したことが分かった。

今日は映画何の日?

注目記事