「彼女は夢で踊る」のストーリー

閉館が迫る広島の老舗ストリップ劇場。社長の木下(加藤雅也)は、過去の華やかな時代に思いを馳せる。最後のステージを飾るために、この舞台で幕を引く有名ストリッパーや、謎めいた若い踊り子らが劇場にやってくる。閉館に向かう日々のなか、木下は忘れていた昔の恋を思い出す。そして、最後の舞台が始まる。ステージの裸の向こうに何かを見つめている観客たち。劇場の終演に、木下は胸の奥に隠していたダンサーとの秘密を思い返す。ステージの上で眩しく輝く幻に、木下は美しい夢を見る……。