「渦巻く妖術」のストーリー

ラトゥールという魔術師の前の女助手がある日何者かに殺害され、いつまでたっても犯人が不明で該事件はついに迷宮に入った。この事件の担当刑事である本庁のロムバード部長は、これもまた魔術師でハドスン河畔に豪壮なる邸宅を構えているアヅラのもとへ事件に対する暗示を得ようと訪れた。これより先、ラトゥールはアヅラと握手しようと彼に接近して来たがラトゥールの人となりを知るアヅラはこれを拒んだ。これがためラトゥールは女助手の殺人犯人がアヅラであるかの如く警察関係へ言い触らした。と同時にアヅラの邸宅へ父と共に出入りするコンスタンス・ラッセルの許嫁であるデヴィット・アダムスもアヅラが自分の恋人を横取りするのではないかと思い違えてアヅラこそ殺人犯人であると折柄来合わせたロムバード刑事に密告するのであった。一方アヅラはそんなことにお構いなく神通感霊術によって真犯人を突き止めようと真夜中を期して数十名の人々を実験室に招待した。ラトゥールは1名のドクトルと称する老紳士を伴い出席した。コンスタンスもラッセルも。感霊術実験中、暗黒を利し、ラトゥールは密かにアヅラを殺さんとするがかえって何者かのために殺害されてしまった。かくて怪事件は怪事件を生み疑惑は出席者全員の上にかかった。この突発事件のために一時中止となった実験はアヅラの希望で再び続けられることとなった。アヅラの神通力は功を奏し、女助手の真犯人がラトゥールであり、ラトゥールはアヅラを殺さんとして自らトリックに掛かって死んだ事が判明し、かくてコンスタンスとデヴィッドは和解した。

今日は映画何の日?

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