「失われた少年」のストーリー

第2次大戦の始まる直前アメリカの従軍記者としてパリにいたビル・ウェインライト(ビング・クロスビー)はパリジェンヌのリザ・ガレット(ニコール・モーリー)と結婚した。戦争が激化してドイツ軍がパリに押しよせたとき、ビルはパリを去らねばならなくなり、リザを残してロンドンへ行った。そして、やがてリザが地下運動中ナチに捕らえられ、死刑になったと知った。パリが連合軍の手中に戻ってからビルはリザと彼との間に生まれた男の子を探すためパリを訪れた。旧友ピエエル(クロード・ドーファン)の紹介で、ビルは、戦争中子供たちをかくまったという女性キイユブウフを訪れ、彼女から郊外の孤児院にいるジャンという少年がビルの子らしいと教えられた。早速ビルは孤児院に行き、教母に勧めらてジャン(クリスチャン・フォーカード)を引き取った。そして昔の記憶を辿って父と子のつながりを呼び戻そうといろいろの努力をしたが、神経質な戦災孤児ジャンは少しも反応をみせなかった。ビルは失望してジャンを孤児院に返した。その後、射的の賞品に当った犬のおもちゃを別に深い意味もなく孤児院のジャンに送ったが、それはリザが生存中赤ん坊のジャンに与えたおもちゃと同じものだった。ビルはそのことを忘れていたのだが、アメリカへ帰ることになって挨拶に孤児院に寄ったとき、犬をしっかり抱きしめているジャンを見いだした。そして、ジャンが我が子であることをはっきり知った。

今日は映画何の日?

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