「CINEMA FIGHTERS」のストーリー

【パラレルワールド】15年ぶりに母校を訪れた徹(山田孝之)は、懐かしさに誘われて天体観察室に向かう。そこで見つけたノートには、想いを寄せていたダンス部の真矢(石井杏奈)からのメッセージが綴られていた。【キモチラボの解法】人同士のコミュニケーションが希薄になった近未来の東京。“心の整体キモチラボ”は、人間の奥底に眠る感情を呼び起こして解放するメンタル・クリニックだ。様々な感情エキスを操るマイスター(AKIRA)が、女性客のアオイ(水崎綾女)にうつつを抜かしていたある日、無口な少女・リン(駒井蓮)が現れる。【Snowman】今からそう遠くない未来。妻の深雪(藤井美菜)と永遠の愛を誓い合った20代のロク(鈴木伸之)は、不治の病に侵されていた。特効薬が完成するまで永い眠りにつくことになったロクと、ロクが眠るカプセルを磨き続ける深雪。月日は流れ、ついに目覚めの時が訪れる。だが、ロクの前に現れたのは、見たこともない老女(倍賞美津子)だった。【色のない洋服店】多くの命が失われた大震災の悲しみによって、人々が色を受け付けなくなった世界。街は色彩を失い、あらゆるものが黒一色に統一されていた。古い商店街にある洋服店では、幼い頃からイジメにあってきた中目由依(Dream Ami)が、自分で仕立てた洋服を売っていたが……。【終着の場所】東京のホテルで働く北川俊介(町田啓太)は、ある日出会った小河加奈子(玄理)に恋をする。それから半年。遠距離恋愛を続ける俊介は、加奈子へのプロポーズを決意。だが、携帯電話から送ったメッセージの返信が途絶え、俊介の元には知らない男から不穏な電話が入る。【SWAN SONG】隕石の衝突から1週間。地球の表面温度はマイナス20度まで冷え込み、世界には雪が降り積もっていた。ストリートミュージシャンのアサヒ(岩田剛典)は、天真爛漫な少女ウミ(桜庭ななみ)に出会うが……。