「餓えたる心」のストーリー

ロシアからアメリカへ流れて来た移民の中にアブラハムの一家があった。彼は妻のハンナや長女サラその他の大家内をかかえて、ニューヨークの貧民窟に落ち着いたが、さてアメリカは彼等が夢見ているような黄金の洪水が流れている楽園ではなかった。一家のものは生活費を得るために働かなければならなかった。サラは家主の甥デイヴィッドに会って、生まれて初めて異性の情けを知った。しかしデイヴィッドの伯父なる家主のローゼンブラットは勘定高い男で、ハンナが住居を美しくするために、台所を白く塗ったのを見て、家賃の値上げを要求したので、余りの非道の仕打ちにハンナは台所を打ち壊してしまった。そのためハンナは訴えられたが、彼女の憐れな陳述を聞いて裁判官も涙を搾った。そして非道の家主は敗訴となった。サラはデイヴィッドと結婚する事になった。

今日は映画何の日?

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