「コスメティックウォーズ」のストーリー

経営コンサルタントを目指す三沢茜(大政絢)は、上司で恋人の坂本剛(渡部豪太)の命を受け、産業スパイとして老舗化粧品会社の新入社員となって潜入する。やがて美容部員として評価を受けた茜は、人事部の峰岸百合恵(奥菜恵)の推薦もあり、本社商品開発部へ異動。そんな折、坂本からモデルチェンジするロングセラー商品の機密情報を盗めとの指令が下る。茜は、課長・山崎のパソコンからその情報を盗もうとするが、そこに峰岸が現れる。実は、峰岸も坂本の部下で、ファイルに罠が仕掛けてあることを知っていたのだった。茜は、目当ての商品担当を命じられ研究所へ出向く。担当の研究員・中野渡千香(高岡早紀)は、茜を冷たくあしらうが、茜はそれにもめげずに彼女から情報を得ようとする。ある日、白神の研究所に行くことになった中野渡に同行した茜は、山の中で遭難。中野渡は茜を見付け、何度もビンタしつつ茜を強く抱きしめる。茜は、初めて感情を見せた中野渡にひどく動揺するのだった。化粧品を作る社員たちの熱い想いにも触れていくなか、茜は徐々に今自分がやっていることに悩み始める。そして中野渡の背負った悲しい過去を知り、茜の人生が変わり出す……。