「星くず兄弟の新たな伝説」のストーリー

近未来のサイバーな東京の下町。かつて“スターダスト・ブラザーズ”として一世を風靡したカン(三浦涼介)とシンゴ(武田航平)。しがないバーのオヤジとなったシンゴは「地球がダメでも、月ならもう一度スターになれるチャンスがある」との思いで、売れっ子DJとして活躍するカンを誘って月世界へと旅立つ。月で彼らを迎えたのは、どうしようもなくダメな芸能プロ「アストロ・プロモーション」だった。社長のアストロ南北(井上順)はかつて地球で売れっ子スターだったと自称するが、事務所にはウサコ(荒川ちか)とチェリー喜美雄というパッとしない二人のタレントしかいなかった。しかも新・星くず兄弟の初ステージは場末のショーパブ。すっかり意気消沈したカンとシンゴに、酔払い老人が声をかける。「スターになりたかったら、ロックの魂を探せ」こうして二人は、謎のロックの魂を求めて月世界を冒険することに。一方、月の芸能界を支配する組織「フラッシュバブル」の女ボス・ベタール卑美子(夏木マリ)と片腕チェザーレ伊東(ISSAY)は、星くず兄弟の活躍を封じるべく、始末屋を送り込むのだが……。