「初陣ハリー」のストーリー

バートン製靴会社の社長ジョン・バートンが大陸横断徒歩競争を発表し第1着の選手には2万5000ドルの賞金を与えるというポスターを見たとき貧乏靴店の倅ハリー・ローガンは競争に参加する意志は毛頭なかった。しかしポスターの美人の綺麗なのに我を忘れて眺めていた。ハリーは間違いで競争に参加することになってしまった。けれどもポスターの美人が社長の令嬢ベティーであることが分かったときにハリーはこの競争には是非とも勝とうと決心したのである。競争者の中にはチャンピオンのカーガスがいたが恋の一念は恐ろしいものでハリーはリードした。ところがハリーは間違えた路をとっていることを気付いたが運は彼を見捨てず再びリードすることが出来た。かくてハリーは幾度も災難に遭ったがその度に運命は彼に幸いして結局リードしていた。毎日、新聞でハリーが素晴らしい速度で進んでいるのを父アモスは知って悦に入っていた。かくて3週間最後に近くなってカーガスが勝ちそうになったがその折旋風が起こってハリーはその中心に巻き込まれ沙漠を一飛びにすっ飛んで令嬢ベティーの危険を救い第1着の栄冠を得た。そうしてベティーをも彼が得たのはもちろんであった。