「ミルピエ パリ・オペラ座に挑んだ男」のストーリー

「ブラック・スワン」の振付師であり、その主演女優ナタリー・ポートマンの夫として知られる稀代のダンサー、バンジャマン・ミルピエは、20年近く芸術監督を務めたブリジット・ルフェーヴルの退任後、ニコラ・ル・リッシュ、マニュエル・ルグリら錚々たる有力候補を押しのけ、2014年に史上最年少でパリ・オペラ座の芸術監督に抜擢される。芸術監督として初の仕事は『Clear,Loud,Bright,Forward』。ミルピエは350年以上の歴史と伝統を誇る名門に挑み、次々と革新をもたらしていく。だが、彼は就任後わずか1年半ほどでオペラ座の芸術監督を辞任することになる……。