「待ちかねる処女」のストーリー

離婚訴訟専門の弁護士ハートマンの女秘書を勤めているルース・ロビンスは、花屋の売り子をしているベティー・メリックと同宿していた。ルースは男嫌いではなかったが勤め先の関係上男性の悪い点ばかり見聞きしているので男を尊敬する気持ちを失っている。ルースの隣人ギルマン夫人が瓦斯自殺を計ったのでルースは病院へ電話を掛けた。若い医師マイロン・ブラウンはクラレンスという看護手とやってきた。ルースは新鮮な空気を入れるために窓硝子を割ろうとして怪我をしたのでマイロンの介抱を受けた。馬鹿正直なクラレンスはベティーに惚れて仕舞った。ブラウンに興味を持ちはじめたルースは日曜の朝病院へ電話を掛けてギルマン夫人の容態を訪ねた。そして病院へ見舞いに来いとす勧められて彼女もベティーも思う壷と喜んだ。ルースは中様垂炎に悩んでいたので診察を受け、一緒にランチを食べに行くと、表の通りで自動車事故があったのでマイロンは飛び出して病院へ怪我人を運んだりしてルースのことを忘れてしまった。彼は夕方電話で謝罪し、医学講演をききにさっそった。マイロンは病院で助手としての年期を済まさねば無一文でとうてい結婚は出来ないことを説明した。が彼女の宿に送って貰った時、二人は接吻を交した。マイロンは急遽帰ったが、後刻詫びに来たといって再び訪れた、そしてルースが彼と結婚することは嫌だと言ったのに驚かされた。翌日ハートマンはルースを晩餐に誘った。のみならずルースは彼の申し出を入れて彼が住んでいる贅沢なアパートにベティーと共に引っ越した。ルースはその費用はハートマンに出させたが貞操を捧げはしなかった。クラレンスはベティーが堕落しないうちにと慌てて彼女と結婚した。ハートマンはルースと単に友人として交際するだけでは物足らなくなり情交を要求した。ルースが断るとハートマンは彼女を馘った。マイロンは結婚話を何とかしようとアパートに来てハートマンが彼女の室から出るのを見て引き返した。数月後ルースは勤め口がなく困っていた。ある晩彼女が虫様垂炎を起こして苦しんでいると宿の者は劇薬自殺をしたと思い違えて病院へ電話をかけた。マイロンは出張して原因を知り彼女を病院に運んだ。そして手すきの医者がいなかったのでマイロンが手術を行って虫様垂炎の切除に成功した。マイロンが手術を一人で行ったのはこれは最初で彼は手腕を認められるようになった。ルースは全快した時マイロンの求婚にもちろん応じた。