「ウィーンに燃えて」のストーリー

第1次大戦後間もない1919年の冬のこと。ウィーン駐在アメリカ大使夫人ソニア(フェイ・ダナウェイ)は息子エドモント(デイヴィッド・エバーツ)の喘息の治療のために訪れた山里の療養場で、ハウエンシュタイン男爵(クラウス・マリア・ブランダウアー)と出逢い、2人の間には知らず知らずの内に愛情が芽生えていった。一方、純真なエドモンドは男爵との間の男同士の友情を信じて疑わなかったが、ついに男爵が自分を母と会うための口実に利用してるに過ぎないことに気づくや、狡猾な大人たちの反発を抑え切れぬまま、ひとりウィーン行きの汽車に飛び乗るのだった。