「炎のストライカー」のストーリー

ジミー(ジム・ヤングス)とヴィニー(ビリー・ワーロック)は、サッカー選手。“神様”と呼ばれているブラジルの大スター選手サントス(ペレ)を崇拝し、スーパースターを夢みて練習に励んでいる。新人テストに合格した2人は、“ニューヨーク・ロッカーズ”の2軍に入団するが、気性の荒いジミーは、いつもチーム・メイトと衝突していた。彼は裕福な家庭の出身であるが、大学への復学を望む両親とは対立、家を出てモーテルから通っていた。ある日、2人は監督に呼び出され、1軍へあげると言われる。ヴィニーは開幕戦から出場を許されるが、ジミーはいつもベンチ入り、チームは連敗、ジミーの家柄は知れてしまうわで、彼はあせりを感じていた。“タイタンズ”との試合で、相手の反則が元でヴィニーが再起不能の大ケガを負い、そのことで監督と大ゲンカをするジミー。遂に彼は2カ月の休養を命じられてしまう。ジミーはサントスの居るブラジルのリオ・デ・ジャネイロに行き、彼に教えを乞うが断られてしまう。彼は諦めず、毎日サントスの仕事を手伝い、いっしょに畑を耕した。その熱意に遂にサントスは伝授を決意し、凄まじい特訓が始まった。着実に腕をみがくジミー。2カ月に及ぶ特別に耐えた彼に、サントスは、彼の伝説として伝えられている必殺技「パイクル・シュート(オーバー・ヘッド・キック)」を伝授した。心身共に生まれ変わったジミーは、チームに復帰、遂に宿願のレギュラーになった。彼の大活躍でチームは連勝連勝、地区優勝を果たし、全国優勝を賭けて、宿敵“タイタンズ”との戦いの日を迎えた。死闘が続くが、ジミーは、サントスから伝授された秘殺技を駆使して、チームは、チャンピオン・フラッグを獲得するのだった。