「イヤー・オブ・ザ・ガン」のストーリー

1978年。再びアメリカン・ニュースの記者として働くためローマに帰って来たデヴィッド・レイボーン(アンドリュー・マッカーシー)は、赤い旅団による破壊活動を憂慮し、かつての恋人リア(ヴァレリア・ゴリノ)のもとへ身を寄せた。町で出会った旧友でローマ大学教授のイタロ・ビアンキ(ジョン・パンコウ)からは、赤い旅団の横行や政情不安等を聞かされ、イタロの生徒のひとりも誘拐、殺害された。リーダーのレナート・クルチオ釈放を要求する赤い旅団に興味を抱いたデヴィッドは、彼らを題材にした小説を書き始める。ある晩デヴィッドはアメリカン・ニュースのオーナー主催によるパーティーの席で女性カメラマンのアリソン・キング(シャロン・ストーン)に出会った。赤い旅団を追うアリソンはデヴィッドの小説に興味を示し、密かに手に入れるが、これが赤い旅団の耳に入り、彼の周辺の人間が次々と犠牲になっていった。身の危険を感じたデヴィッドはアリソンと逃亡。リアに助けを求めるが、実はリアは赤い旅団の一員であったため、2人は捕まってしまう。釈放される際、リアは2人の目前で裏切りものとして射殺され、その報道を命じられた。そして今、ベストセラー作家となつたデヴィッドとベイルートで取材を続けるアリソンはTVでのインタビューを終え、それぞれ別の道へと歩んでいくのであった。