「ブルージーン・コップ」のストーリー

ロサンゼルス。カナダ連邦警察の秘密捜査官バーク(ジャン・クロード・ヴァン・ダム)は特別指令を受け、ハリソン刑務所における囚人の連続死亡の謎を捜査するべく、強盗犯と偽って入所した。彼の手助けとなるのは若い女性検事局員アマンダ(シンシア・ギブ)。刑務所は暴力的な看守長デグラフ(アート・ラフュール)によって牛耳られていた。バークは黒人模範囚ホーキンス(ロバート・ジローム)らと意を通じ、ついに死者のファイルのありかをつきとめる。それを受けてアマンダはコンピューター・ハッカーの少年を使ってそのファイルにアクセス、殺されたのが健康な囚人ばかりであることを知る。そしてそこには何者かが外部からアクセスした跡が…。一方、刑務所の診療所の医師ゴッテスマンに疑いを持ったバークはホーキンスとともに診療所に潜入、冷蔵庫に人間の臓器を発見した。しかしそこへ、かつてバークが逮捕した精神異常の殺人鬼、サンドマンことネイラー(パトリック・キルパトリック)が移送されてきて、刑事であることがばれたバークは身動きがとれなくなってしまう。その頃、アマンダは外部からファイルにアクセスしていたのが、バークに指令を下した当人である検事総長のヴォルガー(ジョージ・ディッカーソン)であることをつきとめた。ヴォルガーは肝臓病の妻のために囚人を殺して健康な臓器を手に入れようとしていたのだ。そして形だけの捜査のために送り込んだバークが真相をつかみそうになったために、サンドマンを差し向けたのもヴォルガーの仕わざであった。それを知られ銃を向けたヴォルガーの一瞬のすきをついて脱出したアマンダはバークのもとへと向かう。刑務所ではサンドマンに焚きつけられた囚人たちが暴動を起こし、バークに襲いかかろうとしていた。バークはホーキンスの助けで窮地を脱し、デグラフ一味を倒すのだった。