「ブラウンの新兵さん」のストーリー

世界大戦にアメリカが参加した時、ブロードウェイの喜劇役者ジミーは戦争が嫌いなので、許婚のメリーやその父ハーパー大佐の勧めにもかかわらず、なかなか義勇軍に加わろうとしなかった。ところが一座のバーニスという女優が彼を追い回し始めたので、ジミーは彼女から逃げ回っている中、出征軍人の隊列へまぎれこんでとうとうフランスへ渡ってしまった。戦線近くのある村で彼は宿屋の亭主ピエールの継娘イヴォンヌと親しくなる。以前ジミーの召使だったホブスンは今は主人より上の曹長になっている。戦線へハーバー大佐とメリーがジミーを訪れたが、メリーはもう他の男を思っている。しかし彼もその頃イヴォンヌと恋仲なので一向平気だった。ある時彼はイヴォンヌの家で何気なく飼鳩を逃がしてやったところ、それを秘かにドイツ軍お間諜を務めているピエールが暗号を付けた鳩だったのでジミーは逮捕される。しかし途中巧みに逃走した彼はいつのまにかドイツの陣営へ迷い込んだが、例の調子で敵兵と親しくなり、敵の油断を見て機関銃を分捕ってしまう。そこで味方の勝利となったが、今度こそ銃殺だと覚悟しているジミーにフランスの司令官は彼の功績を讃えるのだった。戦争が終わってジミーは愛するイヴォンヌと一緒にフランスに住むことになった。