「ビッグ・ボス」のストーリー

1918年、ニューヨーク。アルフォンス・カポーニ(ベン・ギャザラ)は強盗の現場を目撃。警察に通報し、逮捕に来た警察にわざとつかまりギャングのボス、フランキー・エール(ジョン・カサヴェテス)の注意を惹いた。エールの部下になった彼は名前をアメリカ風にアル・カポーンと代えた。19年、シカゴのジョニー・トリオ(ハリー・ガーディノ)によばれ、トリオの親分ビッグ・ジム・コロシモ(フランク・キャンパネラ)を殺し、トリオの配下となった。その頃、シカゴは縄張り争いがつづき、トリオは各ギャングの仲を取りもっていた。アルは社交界の女、アイリス・クロフォード(スーザン・ブレイクリー)と付き合い始め、フランク・ニティ(シルヴェスター・スタローン)という護衛もつけるようになった。ジェンナ兄弟一家とオバニオン一家の間で戦端がひらかれ、シカゴは血で血を争う凄絶なギャング戦争に突入していった。融和策をとり、縄張りすら渡そうとするトリオにアルは反対し、トリオ暗殺を決意する。ニティの進言でワイス(ジョン・デイヴィス・チャンドラー)一味にトリオの居場所を密告して殺させようとはかる。計画は失敗したが、重傷を負い弱気になったトリオからボスの座を譲りうけたアルは、シカゴの暗黒街の支配者となった。敵対するワイス一味を血祭りにあげ、バグス・モラン一味を29年の聖ヴァレンタイン・デーに大虐殺した。しかし腹心のニティがボスの座を狙ってアル暗殺を試み、失敗すると彼が脱税罪でつかまるように資料を官憲に提供した。アルカトラズ刑務所に入れられたアルは、脳梅毒のために精神がおかされ、出所した時は廃人になっていた。

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