「無花果の葉」のストーリー

人祖アダムとイヴの生活は如何なものだったろう…彼らは原始時代相当の目覚まし時計の音で眠りを覚まし朝御飯を食べる。石の新聞が配達されると土地周旋人のアダムは株式相場欄をイヴは衣装広告に目をつける。アダムは原始的な乗合馬車で事務所に出かける。イヴは家政を見ながら衣装が欲しいと考える。蛇が来て彼女の虚栄心をたきつきつける…現代人のアダム・スミスは鉛管商で若い美しい妻のイヴと質素な生活をしている。イヴは美しい衣装に女らしい所有欲を感じる。彼らの向側に住む蛇の化身のような虚栄心の強いアリスは派手な着物や宝石をイヴに見せびらかす。イヴは町に買い物に出かけて衣装店の持ち主アンドレの自動車に跳飛ばされた着物を汚す。アンドレはイヴを店に連帰って汚れを直す間立派な衣装を貸す。その美しさにアンドレは衣装モデルになれと勧める。その夜アリスは電灯の故障を直してくれという口実でアダムを呼び酒などを振舞ったのでイヴは嫉妬を起こす。翌日からイヴは夫の意に反して衣装モデルになってアンドレの店に通勤し始める。イヴがアンドレから与えられた毛皮の外套を奸策を計じてアリスは奪ってしまう。アダムは妻に衣装を買い与えんとアンドレの店に行くと妻がモデルになっているので怒って帰宅する。時こそ倒れとアンドレはイヴを誘惑せんとしたがイヴは耳をかさず帰る。ところへアリスが例の外套を着て来てこれはアダムに貰ったというので怒ったイヴは箒でアリスを追出す。それを見てアダムは妻の真心を知って和解し、スミス一家に春が来る。