「パリが恋するとき」のストーリー

サマンザ(ジョアン・ウッドワード)は社長バーグナー(ジョージ・トビアス)に信頼の厚いバイヤー。スティーブ(ポール・ニューマン)は新聞記者だが社長夫人にプレイボーイぶりを発揮し、パリへ追われた。彼は飛行機でパリに流行を盗みに行くサマンザと知り合うが、その男まさりを嫌い、彼女も彼がスチュワーデスに慣れ慣れしいのをみて、彼のムシが好かない。パリのファッションモデルらと同行のサマンザは、バー、キャバレー、ファッション・ショウなどの席上でスティーブと顔を合わした。彼の目的はガールハントだが、巧妙な手管の彼をサマンザもさすがに気になりはじめた。聖カテリーヌの祭の日がきた。サマンザ一行は酔いにまかせて教会に行き、夫が見つかるように祈った。聖カテリーヌがどんなアドバイスをしたか分からないが、翌日からサマンザは男まさりの姿をガラリと変え、カツラまでつけて、見違るほどのグラマーになった。改めてサマンザに紹介されたスティーブさえ正体を見破れず、貴族の女性と思い込み、彼女の“冗談”を本気にして記事まで書き、特ダネもので社長の怒りさえといた。2人は正体がバレることによっていざこざも起こすが結局は結ばれた。どうしてこんなことになったか?知っているのは聖カテリーヌだけということだ。