「イスタンブール(1966)」のストーリー

真夜中のイスタンブールのある森。CIAは100万ドルの身代金を出して、誘拐された原子科学者を、西側の秘密組織と交換した。が、飛び立った飛行機は高空で大爆発を起こした。乗組員がしていたネクタイ・ピン型の秘密カメラの現場写真から幾つかの手がかりが得られた。交換の場所を目撃したらしい、スポーツカーの男、トニー(ホルスト・ブッフホルツ)がCIAで身許をあらわれた。とばく場を経営し、シカゴのギャングとも交流があり、ブレインとボゴ(アルラロ・デ・ルナ)の2人のガードマンがつくイスタンブールの遊び人であることがわかった。早速、CIAからケニー(シルヴァ・コシナ)がイスタンブールに飛んだ。トニーに近づいたケニーは、トニーは事件に関係なく、科学者なる人物は替玉だったことを知った。トニーは科学者を見つければ100万ドルが貰えることに興味を持ち、協力を申し入れた。トニーの活動が始まった。教授をさらった西側の秘密組織と、それを奪おうとする東側の秘密組織。それにトニーとケニー。街の警察も加わって、いたる所で乱戦が展開された。トニーには危険が連続に降りかかってきた。自動車がぶつかってきたり、ソープランド入浴中に刺客が乱入したり、プールの底から射たれたり。そのつど、トニーは危険をかわし、2人のボディガードの助けをかりて、秘密組織を追及してゆくのだった。そのうちケニーが誘拐されてしまった。トニーは中国人スパイを逆用しつつ、ついに、東西の秘密組織を叩きつぶし、ケニーを救出し、100万ドルも手に入れるのだった。