「異人種の争闘」のストーリー

スー族インディアンの酋長の息子ジョー・サンダー・ホースはワシントンの理蕃課長ディキンソンに見いだされアイオワ州山間の故郷を後にハスケル学院に入学し高等教育を受ける。卒業後彼は、シカゴの万国博覧会で得意の荒馬馴らしの曲技を演じている中、物好きな有閑令嬢レーマから恋される。父親ブラック・ポニイが大病との報に接して久しぶりに帰省したジョーは理蕃課のインディアン集落駐在官クイセンベリイの事務所でやはり、ハスケル学院出のインディアン娘リディアに会う。リディアはジョーに恋する。ジョーは父親が白人の医者カラインディアンなるが故にひどい差別待遇を受けているばかりでなく同族が絶えず白人から虐げられている事実を知って憤りその医者を殴り付ける。父親は間もなく死亡し、その葬儀の際ジョーの15になる妹が葬儀屋のシャンクスに暴行されたので、ジョーは起こってシャンクスを半殺しにする。かねてジョーの父の所有地を横領せんと企てていたクイセンベリイはジョーが白人の医者やシャンクスに暴力を振るったのを奇貸都市、ジョーを捕え監禁するが、リディアはその夜、牢屋の鍵を盗んでジョーを逃がす。ジョーはワシントンに赴きディキンソンに事情を訴えて救いを求めるが、情実が捉はれて調査が進渉せぬ内にシャンクスが遂に死亡するので、ジョーは傷害致死罪出鋼鈑に伏されることになり、調査委員会は自然立ち消えとなる。キィキンソンはクイセンベリイの指名したインディアン係りの判事を忌避知、連邦判事に事件を審理させる。クイセンベリイは自分立ちの悪事露見を怖れ、ジョーに取り唯一の証人であるその妹を誘拐するので、インディアン等は激昂知、白人たちを襲撃し、ジョーを牢獄から救いだす。ジョーはクイセンベリイの配下の1人を追及して妹の所在を知り、救い出しに赴くが、追って来たクイセンベリイのために射たれる。間もなく傷癒えたジョーは再び鋼鈑に伏されるが、妹の証言により彼の行為は正当防衛と判明し、無罪の判決を受け、悪役人共は免職され、ジョーはワシントンの理蕃課に勤務することとなって事件は落着する。