「ザ・コール 緊急通報指令室」のストーリー

L.A.の“911緊急通報指令室”のベテラン・オペレーター、ジョーダン(ハル・ベリー)は、一般市民の命を救うため電話越しに指示を出すという仕事に就いていた。常に冷静沈着な彼女はある日、不法侵入者に脅える少女からの通報に対応するが、一瞬の判断ミスが原因で少女の命は殺人鬼に奪われてしまう。悲嘆に暮れるジョーダンは、自分の人生を見直すため、一線を退く時期ではないかと思案する。彼女の支えとなっている警察官の恋人(モリス・チェスナット)も、もっと人生を楽しみ、極度の緊張感にさらされる職務のノウハウを後進に教えるときだと彼女を諭す。半年後、研修生たちを連れて911緊急通報指令室の内部を案内していたジョーダンは偶然、何者かに誘拐され車のトランクに監禁された少女ケイシー(アビゲイル・ブレスリン)からの電話を耳にする。彼女は、シリアル・キラー(マイケル・エクランド)に誘拐され、彼が運転する車のトランクから命からがら911に電話をかけてきたのだ。経験豊富なジョーダンは、すぐにケイシーが緊迫した状況であることを察知、彼女に指示を与える。やがて、その犯人の声に聞き覚えがあることに気付いたジョーダンは、あのときの殺人鬼だと確信し、自身の葛藤を抱えながらケイシーの救出に乗り出していくのだった……。