「ハモンド家の秘密」のストーリー

ジャック・ハモンド(ダドリー・ムーア)は最先端医学設備と技術を誇る大病院の有能な心臓外科医。上司や同僚から熱い信頼を寄せられている彼の悩みは男手ひとつで育てた一粒種クリス(カーク・キャメロン)のことだった。クリスは成績は今いちだが明るいスポーツ大好き少年。ある日、クリスの友人トリガーがインディアンが発明したという薬をタバスコの瓶に入れて持ってきた。その薬は飲んだ瞬間に、目の前にいる生物と中身が入れ換わるというものだった。そして、メイドが間違えてその瓶を台所の棚にしまってしまい、その晩、ジャックがそれを飲んだから大変。ジャックと目の前にいたクリスの身体が入れ換わってしまったのだ。このことに喜んだのはクリスで、ジャックの財布にあったカードでレコードや好きな物を買いあさり、バーにまで行って大フィーバーをしてしまう。が、病院へ行くと外科医など務まるわけはなく、病院中を逃げ回る始末。その頃ジャックはクリスの変わりに学校へ行き、陸上競技大会へ出場したり、こちらもテンヤワンヤ。2人は元に戻る薬を探し求めて歩くがなかなかいい薬がみつからずガックリ。そんなある日、絶望的な思いにとらわれながら学校へ行ったジャックは慌てて女教師にぶつかり、はずみで窓の外へ。気がつくと、何と元の身体に戻っていた。クリスも同時に元に戻り、病院で話し合われていたジャックの進退問題の幹事会に本モノのジャックが乗り込み、無事に解決するのだった。