「極道の妻たち Neo」のストーリー

鬼場琴音(黒谷友香)のブティックに、西澤サクラ(小池里奈)が逃げ込んでくる。サクラは、西京連合加藤組組長・加藤修平(今井雅之)の妻・アザミ(原田夏希)が率いる極道に追われており、琴音はサクラを保護する。琴音は働いて自立する一方、西京連合鬼場組組長・鬼場満(長嶋一茂)の妻として組の若い衆の面倒を見ていた。金銭問題や女関係などで苦労することはあれど、琴音と満の間には深い愛があった。アザミは愛していた矢島晃司(袴田吉彦)を満に殺されたことから復讐心に燃え、加藤の妻の座につき、利用できるものは何でも利用し敵を討とうとしている。鬼場組と加藤組はともに、岸辺宗一郎会長(石橋蓮司)や会長補佐の金子(大杉漣)が率いる西京連合の傘下に入っているが、鬼場は武闘派、加藤は拝金主義で考え方が異なるため、何かにつけ対立している。ある日、中国マフィアとの抗争が勃発して満が先陣をきることになり、満は刺客の手により絶命。追い打ちをかけるように、鬼場組の幹部らが次々に殺害され、さらには岸辺会長が倒れる。すべては、アザミの復讐心による企みだった。大切なものを奪われた琴音は、修羅の道へ足を踏み入れる……。