「ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い」のストーリー

カリフォルニア州ロングビーチ。勤務を終えた消防士のジェレミー・コールマン(ジョシュ・デュアメル)がコンビニで店主と談笑していると、不審な3人組が現れる。それは、新興ギャングのボス、デヴィッド・ヘイガン(ヴィンセント・ドノフリオ)と部下たちだった。店の土地を狙うヘイガンは、立ち退きを拒否されると、店主と息子を射殺。ジェレミーは隙を突いて裏口から逃走する。ところが、この事件で逮捕されたヘイガンは証拠不十分で釈放。ヘイガンに相棒を殺された過去を持つマイク・セラ警部補(ブルース・ウィリス)は、彼を刑務所に送るためには、裁判でジェレミーの証言が不可欠と考え、“証人保護プログラム”の適用を持ちかける。それは、重要証人の身を守るために、政府の保護の下、見知らぬ土地でまったくの別人として暮らすというものだった。8か月後、“ダグラス”という姓を与えられ、ニューオーリンズで暮らしていたジェレミーは、“2週間後に裁判が始まる”とセラから知らされ、ロングビーチに戻ることに。しかし、この地で行動を共にしていた女性保安官タリア(ロザリオ・ドーソン)と愛し合うようになっていた彼を狙って、ヘイガンの差し向けた殺し屋が銃撃してくる。なんとか殺し屋の1人を撃退したジェレミーだったが、タリアが瀕死の重傷を負ってしまう。ヘイガンの執念深さを思い知ったジェレミーは、身を守るために自分自身でヘイガンと戦うことを決意。密かにロングビーチに戻ると、黒人系ギャングのボス、ラマー(50セント)から拳銃を入手し、ヘイガンの部下たちを次々と葬りながら、彼の居場所に関する情報を掴んでゆく。一方、療養中だったタリアはジェレミーの行動を阻止するため、ロングビーチに向かう。ジェレミーの思惑に気付いたセラ、ヘイガンも動き出していた。果たして、ジェレミーは愛する者と自らの平穏な人生を取り戻し、未来を切り開くことができるのか……?