「怒る荒鷲」のストーリー

西部のある町の出来事である。駅馬車が町の近くにさしかかると、インディアン風の強盗が襲撃して殺戮強奪を逞しうする。町の人々は凶暴なインディアンの仕業であろうと考えているが、デーヴ・ランドは始め町の人々に可愛がられているインディアンの若者「白鷲」は、インディアンを装う白人の悪漢の仕業だと直感していた。彼の想像は事実で、政府代表の役人であると称して町に来ているグレッグとバートの両名のしわざであった。2人は町民から家畜を政府名義の偽支払い証で買い取り、政府から役人が派遣されて来るのを、インディアンに変装させた配下の無頼漢共に命じて、駅馬車を襲わせ殺害させていたのである。ある日またしても駅馬車が襲われた。それに乗っていたデーヴ・ランドの妹ジャネットも危うく殺されようとしたが、「白鷲」が来あわせて彼女を無事に救い出した。度重なる惨事に町の人々は激昂して、ついにインディアン掃討を決議した。その手始めに「白鷲」を監禁してインディアン集落を襲おうと計った。「白鷲」は身を挺して惨事を未然に防ごうと試みたが、力及ばずついに白人対インディアンの戦いが始まった。しかし「白鷲」は戦いの原因を作ったグレッグとバート一味の悪事の確証をつかむ事が出来たので、彼らの巣窟に乗り込み一味を捕らえた。かくて白人とインディアンとの和解がなり、インディアン酋長の昔話によって「白鷲」は白人の子である事が証明された。彼とジャネットはかくて結ばれた。