「何という行き方!」のストーリー

大金持ルイザ(シャーリー・マクレーン)の想い出話。ルイザは夫婦水入らずの簡素な結婚生活を理想とし、物ぐさで仙人のようなエドガー(ディック・V・ダイク)と結婚した。ある日、ルイザの母のお気に入りだった大金持レナード(ディーン・マーティン)が夫婦を訪ねた。レナードの冗談から、大いに刺激されたエドガーが馬車馬のように働きはじめ、果ては大金持ちになった。商売仇のレナードは破産、エドガーは金の奴隷になり果て、心臓麻痺で死んだ。莫大な遺産を手に、彼女はパリに行った。そこでタクシーの運転手をしている貧乏画家のラリー(ポール・ニューマン)と知りあい、やがて結婚した。ところが彼も傑作を生みはじめ、また莫大な遺産をルイザに残して死んだ。再び未亡人になったルイザは、帰国することにし、飛行機に乗り遅れて、ロッド(ロバート・ミッチャム)という男の豪華飛行機に同乗、今度は彼と結婚した。今度は幸わせだった。そして彼女のいう簡素な生活のため牧場経営にきりかえた。ある日、夫が牛に蹴られ、またまた莫大な遺産を残して死んだ。またも未亡人になったルイザは車でニューヨークに行く途中、ある郊外の安料理店に出演する人気のない道化師ピンキー(ジーン・ケリー)に会い、結婚した。2人は楽しい日を送った。ある夜、急いでいたため道化師の化粧をせずに舞台に立ち、それが大ウケにうけ、やがて一躍人気歌手になったが、ある劇場で、殺到したファンの群れに踏み潰され、またも遺産をルイザに残した。……想い出話を精神医に告白しているとき、ビルの小使におちぶれたレナードが現れた。レナードの、簡潔さに喜びを持つ姿をみて、ルイザは共鳴し、2人は結婚した。農場を経営し、子供も出来て幸せだった。