「暗黒の命令」のストーリー

19世紀、南北戦争の起こる前のこと。ボブ(ジョン・ウェイン)はグランチ(ジョージ・ギャビー・ヘイス)と共に、新天地を求めてカンサスに来た。ボブはフレッチ(ロイ・ロジャース)と知り合い、その姉メリー(クレア・トレヴァー)に惹かれて結婚を申し込んだが、にべもなく断られる。町に保安官の選挙があり、メリーの恋人カントレル(ウォルター・ピジョン)が立候補していることを知ったボブは自らも立候補して当選し、カントレルは憤って夜盗の親玉になって街を荒らし始めた。その頃、南北戦争が勃発した。フレッチの父マックロードは銀行家だが、私腹を肥やしているという噂のために民衆の襲撃を受け、殺された。フレッチはすべてボブの仕業だと思い、仇討ちを決意してカントレルの一味に加わる。メリーはカントレルと結婚したが、彼女が苦境に立った時、助けてくれたのはボブだった。カントレルは、ボブを幽閉する。それを知ったフレッチはボブの潔白を知り、彼を救い出してメリーと3人で逃亡する。カントレルは3人の後を追ったが、自分の家の家政婦のため殺された。かくしてメリーとボブは、新しい生活を求めてテキサスに向かうのだった。