「特攻サンダーボルト作戦」のストーリー

1976年6月27日、テルアビブ発パリ行きのエール・フランス機139便が、アテネ空港出発30分後にハイジャックされた。乗客は245人、その中にユダヤ人90名が含まれている。飛行機はリビアのベンガジ空港を経て、ウガンダのエンテベに着陸した。イスラエルのラビン首相(ピーター・フィンチ)はダン・ショムロン准将(チャールズ・ブロンソン)を司令官に150人の精鋭部隊が組織した。エンテベでは空港ロビーが人質の宿舎となっており、イスラエル人(ユダヤ人)以外の人質全員が解放された。テロリストたちの要求は世界各国に拘留されているゲリラ53人を釈放せよ、というのだ。要求のタイム・リミットは7月4日午前11時。その前日の3日午後11時2分、救出部隊がエンテベ空港に着陸、ロビーのゲリラ7人を撃ち殺し、人質全員を乗せて離陸するまで、わずか53分の救出作戦だった。

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