「第二次世界大戦秘話 白馬奪回作戦」のストーリー

第2次大戦もドイツの敗色濃い頃、ウィーンのスパニッシュ馬術学校の理事ポダイスキー大佐(ロバート・テイラー)は白馬の高等馬術を守るため、独軍のテルハイム将軍(クルト・ユルゲンス)に会い白馬の疎開を懇願した。ナチ・ドイツに反感を持っていた将軍は許可した。説得に成功して鉄道輸送でサン・マルチンに辿りついた大佐は某伯爵夫人の厩舎に収容、馬術訓練を続けたが、極度の食糧難から馬を盗み、食糧にしようと企てる者が出、その対策に頭を痛めた。刻々と独軍の敗色が伝えられ、戦争の終局における馬の運命を憂いていたが、米軍の先遣部隊が突入し、偵察隊が到着したが、幸いにその中に大佐を理解してくれる将校がいた。そこで大佐は米軍の将軍を説得するため、馬術大会を催すことにした。大会は終わり、米軍の保護下におかれることになった。米連隊は「カウボーイ作戦」と称する連合軍捕虜開放と、牝馬捜索の作戦に出動した。その結果チェコ国境に牝の白馬がいることが判明したが、ソ連に連れ去られる危険があった。米戦車隊はナチ親衛隊の猛烈な抵抗を排除し、国境で数百頭の白馬を狩り集め、あらゆる妨害に備えた武装でサン・マルチンの古城に辿り着いた。2年経った。ウィーンのスパニッシュ馬術学校の記念大馬術大会が催された。大佐とヴェレナ夫人(リリー・パルマー)の顔には生命を賭して闘い抜いた歓びが浮んでいた。

今日は映画何の日?

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