「アリババと四十人の盗賊(1944)」のストーリー

蒙古のフラグ・カーン(カート・カッチ)が大軍をもってバグダッドに攻め寄せた時、大主ハッサンはカシム大公の裏切りで殺され、一子アリは辛くも逃れて盗賊団に救われた。10年後の若き首領アリ・ババ(ジョン・ホール)に成長した彼は、ある日水浴中の美女、アマラ(マリア・モンテス)に見とれているうちに蒙古兵に捕らえられ、バグダッドに護送された。彼女は幼い日に決められたアリの許婚だったが、今はカーンとの結婚を無理強いされていた。救援の部下に助け出されたアリは、一旦連れ出したアマラを父親カシム(フランク・パリア)の元へ返したが、2人が真に愛しあっていることに気付くと彼女を奪いに城へ乗り込んだ。計画を知ったカーンは兵士を出動させ、ここに盗賊団との大乱戦が起こる。そしてついにアリは部下の助けでカーンを倒し、アマラをその腕に抱いたのであった。