「ルーレットシティ」のストーリー

中国本土出身のタク(トーマス・リム)は叔父のワイ(キュウ・ポウチョン)とともに、病気の母親の手術代を稼ごうとマカオにやって来た。2人は違法カジノで大儲けをするが、ワイは次第に大都会の誘惑に負けていく。ワイがタクの昔の恋人ウィニー(ジョセフィン・チャイ)と関係を持ったことから、タクとワイは喧嘩沙汰になる。タクはワイを殺してしまったと思い込み、マカオの警察官キン(チョン・シーユン)の情報屋となって、警察から逃れ、ウィニーとともにマカオから逃亡しようと考える。キンの信用を得るために彼の妹アマンダ(エニー・ロイ)と友人になったタクは、アマンダの純粋で誠実な性格に惹かれ、恋に落ちる。タクがキンやアマンダと親しくなり、キンがタクの企てを知り始めると、タクの心は揺れ動く……。