「アシュラ(2012)」のストーリー

15世紀中期。相次ぐ洪水、旱魃、飢饉で荒野と化した京都では、さらに追い打ちをかけるように日本史上最大の内戦・応仁の乱が始まり、その死者数・行方不明者はあまりに膨大で、歴史のページには刻むこともできなかった。そんな時代に産み落とされたアシュラ(声:野沢雅子)は、ケダモノとしてサバイバルを続けながら生き抜いていく。だがある日、若狭という少女と出会い、その優しさと愛、そして法師の教えに触れ、アシュラは次第に人間性を備えていく。言葉を覚え、笑い、喜ぶ日々。しかしそれは苦しみと悲しみの始まりでもあった。やがて天災が訪れ、人々は貧困に喘ぎ、世は地獄へ―。アシュラの目に映っていたのは、隣人を裏切り騙す、我欲に支配された人々の姿だった……。

今日は映画何の日?

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