「プレイヤー」のストーリー

〔プロローグ〕パリ在住のフレッド(ジャン・デュジャルダン)とグレッグ(ジル・ルルーシュ)は、大人になりきれない親友同士。毎週のようにつるんで夜通し遊び呆けている彼らの人生最大の歓びは、浴びるように酒を飲み、大好きな“女”を物色すること。フレッドにはアリアンヌという姐さん女房が、グレッグにはステファニーという勝ち気な妻に子供までいるが、どうしても浮気癖が抜けない二人は、今日も街なかで女たちの品定めに励み、ナンパ目当てでクラブに繰り出していく。若いブロンド美女たちと意気投合したフレッドとグレッグは、泥酔した勢いで彼女たちをホテルに誘い、まんまとベッドインに成功。二人は、浮気の最中にも次なる壮大な浮気計画に思いを馳せる……。[良心]出張でパリからサンテティエンヌにやってきたローラン(デュジャルダン)は、結婚14年目のサラリーマン。“有機農業セミナー”なる退屈な催しを上の空でやり過ごした彼は、宿泊先のホテルのフロントで見かけたスペイン人女性フリアに心惹かれ、彼女を食事に誘おうと目論む。ところが自室でシャワーを浴びている間にフリアは帰宅してしまい、意気消沈したままセミナーの懇親会に参加。そこで女たちに囲まれ、無類のモテ男ぶりを発揮しているのはカスタン(ルルーシュ)という車椅子の営業マンだった。悶々とした気分のローランは、コールガールを呼ぶことにも失敗し、810号室でのパーティに顔を出すことに。だがそこでもカスタンが女たちを独占しており、存在感が希薄なローランはさっぱり相手にされない。女たちへの欲望を抑えきれない彼は、深夜、意を決してオールドミスのクリスティーヌの部屋のドアをノックする……。[ロリータ]その日、診療を終えた歯科医エリック(ルルーシュ)は、浮かれた気分で車を走らせていた。彼は妻子持ちだが、スタイル抜群の女子大生イネスと長らく愛人関係を結んでおり、今日は久しぶりに彼女との情事を満喫するつもりなのだ。しかしイネスが、待ち合わせ場所のカフェに大勢のクラスメートを連れてきたことから雲行きが怪しくなる。はるか年下の若者たちとの会話に入り込めないエリックは、何とかホテルに連れ込んだイネスのご機嫌を取ろうとルームサービスでゴージャスな料理を奮発。ところが猫のように気まぐれなイネスは、友人たちが踊りまくっているクラブへと飛び出してしまう。そこでロッカー風の迷惑な酔っ払い男ジェームズ(デュジャルダン)にさんざん絡まれたエリックは、イネスの奔放な振る舞いに激しく嫉妬し、ついに我を見失う……。

今日は映画何の日?

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