「ありし日のナポレオン」のストーリー

サンジューヌ夫人とあだ名された洗濯女カトリーヌ(グロリア・スワンソン)は、フランス革命の渦中に於て自由のために女ながらに戦場を往来して国事に尽くした。ナポレオンの治世になると、彼女は昔馴染のルフェヴル(シャルル・ド・ローシュ)と一緒になり、公爵夫人の称を得たが、カトリーヌの礼儀を知らぬ振る舞いは、宮廷の笑いものだった。しかし彼女の生一本で真面目な態度は、遂にナポレオン(エミール・ドレン)の信任を動かすことは出来なかった。