「台風の娘」のストーリー

海賊の娘ローラは父の死後1船の女王として荒くれ男を自由に切廻すしていた。図らずも彼女は密航者のスティールに対して生まれて始めての恋を感じた。ところが彼スティールは実は米国政府の役人でローラの船サモア・ベル号は遂に彼によって政府に没収されてしまう悲運に遭った。桑港に上陸した彼女は日夜苦心捜索の結果スティールの家を見出し、彼を銃殺しようとしたが、その刹那に於いて愛着の情禁ずる能わず、彼の胸に顔を埋めて泣き崩れるのであった。其後幾多の波瀾を経て2人は最後に幸福な生涯に入る事が出来た。