「タップス」のストーリー

開校以来1世紀半、伝統と歴史を誇るバンカーヒル・ミリタリー・アカデミー。ここでは12歳で親もとを離れ、6年間、厳しい規律の下で学習と教練をみっちり叩き込まれた少年たちが、育っていく。夏休みを前に、卒業と進級の時期がめぐってきた。ブライアン(ティモシー・ハットン)は、朝から興奮と緊張を抑えつけるのに苦労していた。入学以来、首席を通してきた彼はいよいよ最高学年に進級し、全校の生徒指揮官となるのだ。校長ハーラン・ベイシュ将軍(ジョージ・C・スコット)は、卒業式の訓辞で、ミリタリー・アカデミーなど現代では時代錯誤な存在だから、1年間の猶予を置いて閉校するという理事会の決定を発表。その夜のダンス・パーティで、生徒たちと町の少年たちの喧嘩をとめようとしたベイシュ将軍の銃が暴発、1人の少年が死亡。校長は警察に連行され、学校は即時閉鎖されることになった。ブライアンは閉鎖撤回を実力でかちとろうと、在校生に呼びかける。150余名の生徒は全員賛成した。武器庫のマシンガン、M60銃、手榴弾を手に篭城を始めるブライアン、アレックス(ショーン・ペン)、ウエスト、デイビッド(トム・クルーズ)、JCら。州軍が周囲をかこみ、指揮官カービー大佐(ロニー・コックス)が説得にあたるが、ブライアンらの意思は固かった。校内の水道と電気が切られた。挫折する生徒も出てくる。12歳のチャーリーが、事故のために死亡。ブライアンはついに篭城をやめることにした。だがデイビッドが狂ったようにマシンガンを発射。州軍のタンクが応戦。とめようとしたブライアンも死亡してしまう。ブライアンの亡骸を抱きかかえて校門に向うアレックス、涙が頬をつたっていた。

今日は映画何の日?

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