「空の花嫁」のストーリー

ゾっとするような無茶苦茶な冒険飛行をやるのでゆうめいなスピード・コンドンとユディーで、これはまた飛行は愚かだった一尺地面から離れることも出来ない臆病なアレックとは空中サーカスの人気者で行く先々の旅興行で大当たりをとっていたがコンドンとエディーの二人は互いに人気争いをして空をと飛ぶ間も喧嘩をやめずとうとうそれがためにエディーはコントンの機に触れて墜落惨死するに至った。このことがあってからさすがのコンドンも別人のように憂欝になり二度と飛行機には乗るまいと決心した。数月後、彼は自動車の故障で困っているのを助けたことからルスという娘と知り合いになり彼女の紹介で空中運輸会社の技師になった。しかし例の憂欝がたたって少しも仕事の能率が上がらず下宿に籠り勝ちだった。ルスも同じ下宿にいたのでウィリーという可愛い飛行機狂の少年が慰めてくれたがルスを恋している飛行士ジムとこの争いから計らずも以前、墜落させたエディーが下宿の主婦の息子であり、ウィリーノの兄であることを知り良心に責められる。たまたま空中競技会が催され専属飛行士は全部出場すりこととなった。コンドンと争っていたジムはスタートが遅れたため周章てて皆のあとから飛び上がる。この時、傍らに遊んでいたウィリー少年はジムの機の滑走部に引っ掛かってそのまま空中高く持って行かれた。少年の命は風前の灯。しかも飛行士は残らずスタートした後なのでコンドンを除いては誰も少年を救うことは出来ない。しばらく躊躇していたコンドンは意を決し、ハンドル把って空に舞い上がれば、不思議にもエディーの事件以来つきまとっていた恐怖心は跡方もなく消え去り再びサーカス時代の勇気回復し、得意の曲芸飛行で無事に少年を助け、同時にルスの愛をかち獲たのである。