「底抜け落下傘部隊」のストーリー

田舎回りのヴォドヴィル芸人ハップ・スミス(ジェリー・ルイス)は、かねて希望のブロードウェイ出演が決まり、恋人のベティ(モナ・フリーマン)と喜び合っているところへ、落下傘部隊に入隊している親友のチック・アレン(ディーン・マーティン)から、至急あいたい旨の電報を受け取った。行ってみると、兵隊に化けて聯隊のショウに出て欲しいということで、ハップは親友のために兵隊になりすまして出演、ショウは大喝采を受け、司令官のお気に入りになった彼は聯隊に留まらねばならなくなった。ハップはブロードウェイの出演契約があるので、なんとかして抜け出そうとするが、チックたちの監視が厳しく、しかも小隊長の目をごまかすために、兵隊並に猛練習も受けなくてはならないが彼はすることなすことヘマばかり。休暇が出てやっとベティに会い、事情を説明したが、彼女は信用してくれなかった。演習に参加したハップはヒョンなことから敵の司令官を捕虜にして味方を勝利に導いたが、おかげで化の皮もはげた。しかし演習の功績で彼は正式な落下傘兵になれた。訓練も最後の仕上げになって降下演習がはじまったが、ここでまたしてもハップは大失策、パラシュートなしで飛行機から飛び出してしまった。