「底抜け棚ボタ成金」のストーリー

両親の顔を知らずに育った25歳のレスター・マーチ(ジェリー・ルイス)はラジオとテレビの修理にかけては天才的才能を持っていたが、ゆくゆくは私立探偵になろうと推理小説を読みふけっていた。ある日親友のピート(ジェシー・ホワイト)という本職私立探偵とテレビを見ていると、セシリア・オブライエンなる女性が兄チャールズの息子を探してくれと訴えていた。電気器具事業でなったチャールズは幼い時行方不明になった一人息子に再会出来ぬまま死んで、死後一年間に息子の行方をつきとめたら全財産をセシリアに譲ると遺言していた。その期限が1週間後に迫り、セシリアは遺児を探した人に10万ドル進呈すると発表したのだ。早速活動を開始したピートの助手になったレスターは、太平洋に臨む崖にある警戒厳重なオルブライト邸に、テレビを届けるのを口実に乗りこんだ。邸には少々頭の弱いセシリアのほかに顧問弁護士グレゴリー(ザカリ・スコット)、執事のレオポルド、小間使いワンダ(ジョー・オブライエン)の3人がいた。グレゴリーはレオポルドを使ってチャールズを殺した犯人で、セシリアと結婚した上殺して財産を我がものにしようと企んでいた。セシリアとグレゴリーはレスターを見てチャールズの息子だと直感したが、グレゴリーは彼女を言いくるめてレスターの命を奪おうとした。さまざまな危険にさらされるレスターをワンダは慰めたが、レスターは彼女の好意を誤解して忠告を聞こうとはしなかった。彼が巨大な芝刈り機に命を奪われそうになった時、ワンダとピートが駆けつけて危急を救った。悪人たちの陰謀が破れて事件は解決、ワンダとレスターはめでたく結婚することになった。

今日は映画何の日?

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