「絶海のターザン」のストーリー

アフリカのある海岸に真珠採りを業とするアカチカン集落民は、禁断の島に祭られている怪神バルーに真珠を捧げて狂信的に信仰していた。美しい集落の娘マーラ(リンダ・クリスチャン)は怪神への人身御供に選ばれたが、信仰せぬため追放された許婚のティコを追って逃れ、力尽きたところをターザンに救われた。ターザンはメーラからお礼に貰った黒真珠でナイヤガラの町に学校を建てようと、密林詩人ベンジ(ジョン・ローレンツ)に托して事務官に届けてもらった。事務官は真珠の出所を知りたく密林に急行した。一方怪神の手下はメーラを奪い返し、ターザンはこれを追って怪神の正体が仮面を覆った白人のバルガで、真珠を原住民から巻き上げては密輸していることを知った。ターザンの跡を追った妻ジェーン、ティコ、事務官らは怪神の手下に捕らえられたが、ターザンの計略で救われ、集落でメーラとティコの結婚の祝宴が行なわれた。その最中ターザンはバルガの手下と大格闘を演じ、次いで大ダコと死闘の後禁断の島に這い上がった。ジェーン、ティコ、メーラらは再び捕らえられて海中に突き落されようとしていた。ターザンはバルーの仮面をはぎ、悪者は滅ぼされた。