「アラジンと女盗賊」のストーリー

昔々のバグダッド。母が買ってくれたランプをもって市場を歩いていたアラジン(ドナルド・オコナー)は母に食べさそうと食物篭をとって巨人のオマールに追いかけられた。しかし危ないところをランプの精(ヴィットリオ・デ・シーカ)に助けられオマールも生涯の従者にしてしまった。アラジンは恋人のドヤルマ(ノエル・アダム)とともに王子とツアイナ姫の結婚式に出かけたが、ビッツィエル公の陰謀に巻きこまれてしまった。公は王子を殺して王国を我がものにしようとしたのだ。ドヤルマと王子は捕らえられ、砂漠にとり残されたアラジンは女盗賊団に助けられた。ところが喜んだのも束の間、彼らがアラジンをいけにえにしようとしていることを知ってランプの精をよび、逃げ出すとともに王子を救った。公は姫をだまして結婚しようと盛大な式を催したが、その席上アラジンはランプの精とともに現われ、公の陰謀を粉砕してしまった。やがてアラジンは貴族に取り立てられドヤルマと結婚。ランプの精は静かに天国へ去って行った。