「戦闘機攻撃」のストーリー

1946年、イタリアの片田舎の教会にパオラ神父を訪れた男がいた。神父が、米軍飛行士をかくまったかどでナチに殺されたときいて、その飛行士こそ私だと、1944年の出来事をスティヴ・ピット(マーリン・ヘイドン)は語り出した。コルシカ島に基地をもつ米軍飛行隊は連日ナチ・ドイツを攻撃していた。あるとき、攻撃に参加したスティヴの機は敵弾をうけ、彼は落下傘で地上におりて自由イタリアのゲリラ女子隊員ニーナ(ジョイ・ペイジ)に救われた。隊長ブルーノの指揮下にスティヴもゲリラ活動に加わったが、彼とニーナはたちまちはげしい恋におちた。2人で教会のパオラ神父を訪れたとき、突然ナチ・ドイツ軍の攻撃をうけたが、ニーナの機転で危機を脱した。かねてからニーナに思いをよせていた隊員アルドは、スティヴを嫉んで、ドイツ軍に密告したため、彼らの隠れ家はドイツ軍の包囲をうけた。機銃を連射しながら小屋を出た一同は、敵の高射砲を奪うべく独軍の補給拠点である山の横穴を目指して進んだ。折しもスティヴの所属する飛行中隊が飛来し、地上のスティヴはこれを信号燈で誘導して爆撃させた。その間に一隊は高射砲を奪って横穴を破壊した。かくて、スティヴはパオラ神父の配慮により、機動船に便乗してコルシカに帰投したのだった。ー語りおえたスティヴがふと戸口に目をやると、そこにはニーナが微笑しながら立っていた。